こんにちは、ゆるきりんです。
2017年の秋くらいからずっと悩まされていた接触性皮膚炎・酒さ様皮膚炎。
前回の記事で「酒さ様皮膚炎・接触性皮膚炎が再発した」と書いていましたが、今回、新しい薬を試してみたところ、個人的にかなり改善したのでご報告します!
それまでの私は「赤み」と「かゆみ」に本当に悩まされ、病院を変えたり薬を変えたり化粧品やサプリを変えてみたりと、思いつくものをアレコレと試しては挫折する日々…
このまま治らなかったらどうしよう、と本当に人生を悲観する毎日でした。
そのときの内容はこちらに詳細が書いてあります。
一度治ったと思ったり、また再発したりはしたものの、2年をかけて徐々に改善してきているので、少しでも酒さ様皮膚炎・接触性皮膚炎に悩む方々の参考になればと、再発からその後の経過を書いてみたいと思います。
酒さ様皮膚炎・接触性皮膚炎の再発
再発時飲んでいた薬
当帰芍薬散(1日2回)
ビラノア(1日1回)
サプリ
ドクターズサプリ(1日1回)
鉄分
ルテイン(これは疲れ目用)
使用していた化粧水
ヒルドイドローション
(乾燥する時期は、同じく処方薬のソルコセリル軟膏をヒルドイドの後に塗布)
再発後の先生との相談
アレルギー検査
度重なる再発を経験し、もう、何をどうしたらいいのかわからなくなってしまった私。
うまく付き合っていくしかないと思ってはいても、排卵日辺りに比較的好調になり、「あれ?もしかして治ってきた…?」からの、生理前に一気に悪化するというパターンを経験するたびに、PMSも相まって心がぽっきりと折れ、布団の中で勝手に涙が出てくることもありました。
そんな間も、きちんと月に1回の通院は継続しており、行くたびに強力ネオミノファーゲンシーの注射と、お薬の処方を受けていました。
あるとき、自分なりにネットや本などを調べてみて、通院日に色々聞いてみました。
「先生、もしかして私、アレルギーとかなんでしょうか?」
「うーん、可能性はなくはないけど」
「もしよかったら、アレルギーの血液検査してもらえませんか?」
先生からは快諾を貰い、採血へ。
1か月後の受診日に検査結果を聞いてみると…
「アレルギー、全然ないね!」
そ、そうなの~!!Σ(゚Д゚)
むしろ、普通の人よりもアレルギー数値がかなり低く、ここまで低い人は珍しいから今後も花粉症とかならないんじゃないかなっていうお墨付きを頂きました…
う、嬉しいけれども、じゃあこの皮膚炎は何なのよ~!(´;ω;`)
原因がわからないのも不安なものです。。
ということで、その日はいつものお薬を貰い、注射をして帰宅となったのでした。
新しい薬
1か月後。
もう自分の知識では手立てがなく、先生に縋る気持ちで「これ以上よくならないんでしょうか」と尋ねてみました。
先生は、もう2年以上も一進一退の私を不憫に思われたのか「本当は酒さの薬というわけではないんだけど…」と、ある薬を見せてくれました。
それがプロトピック軟膏という塗り薬でした。
「これは本来はアトピーの薬なんだけどね、ステロイドの代わりとして最近出てきたものなの。肌のバリア機能を正常に戻してくれて、副作用も少ないからいいんじゃないかと思って」とのこと。
一瞬、顔を輝かせる私。
でも、酒さで悩んでいる人たちの”あるある”だと思いますが、今までに使用してきて、効果がないどころか使用することで肌状態がさらに悪化してきた薬や化粧品の数々が走馬灯のように頭を駆け巡ります。
これを使って、今より悪くなったらどうしよう…
やっぱりやめておく?と言ってくれる先生に、素直な気持ちを伝えてみました。
「正直、今、かろうじて日常生活を送れるレベルくらいには回復してきたので、ここで新しい薬を使ってまた悪化するのがちょっと怖いんですが…大丈夫なんでしょうか」
「そうよね~。効くかどうかの確信はないんだけど、他の手っていうとこれか、あとはピルくらいになっちゃうんだよね」
「でもピルは閃輝暗点(片頭痛)があるから難しいですもんね…」
「プロトピックは悪化したときに使うものじゃなくて、小康状態のときに悪化を防ぐために使う薬みたいな感じだから、ちょうど今みたいに少し落ち着いているタイミングがいいかなぁと思ったんだけど」
「うーん…」
「例えば、ごく少量からやってみて、無理そうなら止めてみるとか」
「そうですね…じゃあ……お願いします…!」
そんなわけで、無事プロトピックを処方して頂いた私。
家に帰って、いざ塗ろうとすると少しドキドキ。
先生からの指示を思い出します。
「使い始めは灼熱感とかピリピリ感があるんだけど、だんだんなくなっていくからね」
…これが一番怖い…
以前かゆみで眠れない時期があったので、その頃に戻るかと思うと怖くて塗れない…
でも先生はこうも言っていました。
「まずは小児に使うような濃度から出してみるから、比較的大丈夫そうな皮膚で試してみて」
「一番薄い濃度ではあるけど心配ならプロトピックをヒルドイドと混ぜてさらに薄めて使用してもいいよ」
よし、それでいこう!
私は処方されたプロトピック0.03%(小児用)を米粒大くらい出して、倍量くらいのヒルドイドで薄めて、そーっと塗ってみました。
結果は……特に何の刺激もなし。
ちょっと拍子抜け。
でも、塗り出して数日で、皮膚が柔らかくなっていくのを感じました。
プロトピックによる変化
私の酒さは、主に顔の目から下の部分(額以外)なのですが、塗布するときには顔全体に塗っています。
一週間ほど塗り続けた結果、なんとなく、肌そのものが柔らかく、白くなっていくのを感じました。
顔からぽろぽろと皮がむけたり、赤くヒリヒリしたりして、薬を塗るたびにガサガサして落ち込んでいた肌が、在りし日のように柔らかくなっていくのを想像してみてください…!
ついに…!
ついに一筋の光が…!!!(´;ω;`)
そして、生理前になると急激に悪化していた肌が、あまり悪化しなくなってきたのです…!
マジで泣けます…!!!(´;ω;`)
でもですね、なぜか今度は、排卵日周辺に唇周りに小さなニキビが大量に出来るようになったんですよね…(遠い目)
それでも、平常時の状態がかなり改善して、酒さだとわからなくなってきたこと、生理前に顔も洗えないくらいかゆくて痛くて赤くなるという状況を脱したことは私にとってかなり大きな出来事でした…!!
現在、プロトピックを使用して数か月経ちますが、大きな変化もなく、順調に思えます。
かかりつけのお医者さんもすごく喜んでくれて、プロトピックを追加で処方してくれました。
現在のお薬
当帰芍薬散(1日1~2回)→症状をみつつ適宜調整
ビラノア(1日1回)
葛根湯(私の場合、冷え性なので、当帰芍薬散が体を冷やす効果があるようで、冬場の特に生理前になると寒気がひどくて、そのために処方してもらっています)
サプリ
ドクターズサプリ(時々)
・鉄分
・葉酸
・黒にんにく
・豆乳
※その他、改善した心当たりとしては、毎朝ホットミルクを飲んでいたのを、豆乳に変えたところ全身の肌状態が改善した気がしています。
牛乳は脂肪分が多いのが私には合わなかったのかなぁ。
あと、女性ならイソフラボン効果があるので豆乳にしてみるのもオススメ。
通販だと安いし重くないので、私は毎回Amazonで買ってます。
使用していた化粧水
ヒルドイドローション
(乾燥する時期は、同じく処方薬のソルコセリル軟膏をヒルドイドの後に塗布)
プロトピック軟膏
少しずつ、飲み薬も減らしていけたらなぁということで、先生と相談の上、ちょっとずつ減らしてみています。
プロトピックにしてからは、薬を少し減らしてもあまり悪化しないことが多く、嬉しい限りです。
とはいえ、一気に断薬しすぎて悪化した経験があるので、やや時間をかけて減らしていくようにしています。
冬は酒さにとって鬼門
これから冬になって空気が乾燥してきます。
以前再発したときも、このような季節でした。
冬になり、大気が乾燥すると普段は大丈夫な人でも肌トラブルを起こしやすくなります。
少しでも乾燥を防ぐため、部屋や職場に加湿器を増やし、湿度を上げるよう心がけるようになりました。
その他にやってよかったこと
肌の調子がホルモンバランスと密接にかかわっているということは、みんな知っていると思います。
私は、婦人科系の疾患にかかったことをきっかけに基礎体温をはかるようになったのですが、それが今回、肌の調子をみるときにかなり役に立ったと思っています。
急に肌の調子が悪くなったと思ったら、生理前や排卵前など、ホルモンバランスが急変するタイミングだったりするのです。
婦人体温計でしっかりと記録をつけることで自分のホルモンバランスを知ることができると、肌トラブルがあらわれても、グラフを見ながら、今はこの時期だからあと何日すれば大丈夫になるはず、とか、ホルモンバランスが崩れる日じゃないだから他に原因がないかな、とか客観的にとらえることができるようになりました。
特に、急に調子が悪くなると不安になるものです。
私はオムロンのMC-652LCという婦人体温計を数年使用しているんですが、そのアプリに肌の調子もメモすることによって、自分の肌サイクルを知ることができ、対策も取りやすくなりました。
この体温計はアプリと連携しているし、10秒で測定できるので使いやすくて気に入っています。
また、ストレス発散と冷え性改善のために、お風呂上がりや寝る前にヨガを実践しています。
このヨガだと本当にずぼらな私でも数年継続できているのでオススメです(笑)
まとめ
最近はかなり、酒さになる前の生活に近づいてきているとは言うものの、まだ毎日化粧を出来るレベルまでは改善していません。
(化粧をすると、翌日の肌状態がやや悪化する気がするため、控えています)
以前はデパコスを使用していましたが、ピリピリがひどくてやめました。
比較的私の肌にダメージが少ないファンデはこちらです。
天然素材のみで出来ているミネラルファンデーションで、メイク落としを使わなくても落ちるということで、肌荒れがしにくく、罪悪感なく使用できます。
カバー力を上げたいときなどは、ミネラルファンデーションの上からランコムのファンデーションを重ねています。
今のところ、他のファンデーションより肌荒れが少なく、これなら使えるかなと思っています。
早く、どんなお化粧もできるようになりたいものです。。
あとは、もう少し落ち着いたら、以前挫折したエンビロンを試してみたいなと思っています。
今後も何か変化があれば報告していこうと思っています。
今回のことでだいぶ改善はしたものの、酒さ用皮膚炎・接触性皮膚炎は、経過の長い病気で今後も長く付き合っていかなければならないものだとわかったので、気長に、ぼちぼちと、治していこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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