ゆるきりライフ

基本気張らず「ゆるゆる」生活~でもたまに「きりっ」と頑張る私のブログ

「励ます」と「プレッシャー」は紙一重?!伝えたいことを思う通りに伝える難しさ。

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私は個人事業主をしていて、人を雇う立場にあるのだけれど、職場に、しばらく元気のない従業員(Aさん)がいたので、少し前から気になっていた。

 

もともと、体が強いタイプではなく、体調を崩すこともあったりする子で、今回もそういう類かなぁと思って、「体調大丈夫?」と聞くと、大丈夫です、と答える。

 

でも数日経ってもやっぱり元気なくて、お昼ご飯の談笑のときにもあんまり会話に参加して来ないというか、考え事をしているような感じがして、それでもう一度聞いてみた。

 

もしかしたら、私生活で何かあるのかもしれないし、余計なお世話かもしれないけど、やっぱり気になって。

 

体調大丈夫?のあとに、何か相談したいこととかある?って聞いたら、少し考えたあとに、実は。。。って教えてくれた。

 

 

励ましたつもりが…。。

 

さかのぼること、2週間前。

 

3ヶ月後に、ハネムーンで長期の休みをとる別の従業員(Bさん)がいて、その子は社内ではバリバリ仕事のできるエース的な存在なんだけど、Bさんがいない間、普段Bさんのやっているちょっと難しい仕事をみんなで振り分けてやっていかないといけないから、今のうちから少しずつ出来るようにみんなで頑張ろうね!という話をしたことがあった。

 

個人的には当日近くになっていきなりやれと言われてもできないだろうし、今のうちから少しずつ備えておいてね、という良かれという気持ちで言ったものだったのだが、真面目なAさんは、Bさんの仕事が自分にできるとは思えない…自分はみんなに比べて成長が遅い…そんな自分はこの仕事は向いていないんじゃないだろうか、と、そのときの話をプレッシャーに感じ、悩んでいたとのこと。

 

これは、経営者じゃなくてもありうる話だが、このような「そういうつもりで言ったんじゃなかった」という経験は誰しもあるのではないだろうか。

 

いろんな人を雇うとき、それこそ、ゲームみたいだなって思う。

 

何というか、例えば三国志のゲームとかで、武将を登用したときに、武力は高いが忠誠心が低いとか、早熟だとか晩成だとか、伸び代がどこまであるかとか、性格が真面目かどうかとか、いろいろあるじゃないですか。

 

そんな感じ。

 

いろんな人材がいるから、同じ指導でも効果的な方法が全然違ったりする。

 

「励ます」が有効な場合もあるし、「褒める」「叱る」「厳しくする」「甘かやす」など人によって、タイミングによって正解が変わるから難しい。

 

 

ちなみにAさんは、晩成型。

 

成長は遅いけど、確実性がある。

 

勉強会でも人一倍メモをとるし、納得いくまで質問する。

 

仕事は遅いけど、体得してしまえば忘れない。

 

指示を忠実に守る。

 

目を離しているときでも仕事をサボらないで頑張っているだろうと信頼できるような人物。

 

それは欠点ではなく長所であると伝えた。

 

真面目すぎるくらい真面目。

 

どこか昔の私に似ている。

 

そういえば私も、この仕事は自分には向いてない、って最初はすごく悩んでたっけ。

 

人一倍真面目で責任感があるからこそ、あのときのハッパを、中途半端には引き受けられないとプレッシャーに感じてしまったんだと思う。

 

 

 

話は変わるが、個人的に、私の経営する職種において大事なことは、ホスピタリティだと思っている。

 

顧客の気持ちに寄り添うこと、顧客が喜んでいる瞬間に自分もいっしょに喜びを感じ、それこそが仕事のやりがいだと思えるかどうか。

 

お金のためだけにやる仕事ではない。

 

そういう心の寄り添いは、顧客には必ず伝わる。

 

仕事の出来不出来は、もちろん出来るに越したことはないけれど、相手が心のある人間である以上、心のある接客をできることが大前提であり、もっとも大事なものであると考える。

 

その上で、顧客によろこんでもらうため、いろんな解決法を提案するためにスキルアップするというのが本来の流れだろう。

 

その点において、Aさんはとてもホスピタリティに溢れており、人の心に寄り添うことの出来る人間だ。

 

だから、大丈夫、向いてないなんてことは絶対にないよと伝えた。

 

十分すぎるくらい頑張っているよ。

 

無理なことは無理と言ってくれていいし、みんなでフォローしあいながらやっていけばいいんだから全部を背負う必要はない。

 

あんまり頑張りすぎないでいいんだよ、と。

 

30分くらい話していただろうか。

 

彼女は、気が楽になったと最後は久しぶりに、はにかむような笑顔を見せてくれた。

 

 

 

あのハッパは、Bさんの仕事の全てを3ヶ月で出来るようになれというものではなく、その日になって慌てないように、その心づもりで、日々少しずつ学んでいってね、というつもりだったのだが、今考えてみれば、3ヶ月で体得しろというふうに聞こえても仕方がなかったかなと思い、私もとてもよい反省になった。

 

言葉というものは、とても便利だが、とても繊細で、受けとる側によって、180度変わることもある非常に難しいものだ。

 

従業員には、常々、何かあれば言ってねと伝えているが、結構、伝えるまでに悩んで我慢してしまうものなんだな、早め早めに不安不満を解消し、話しあっていく土壌とシステムを作らないといけないな、と実感した1日でした。

 

 

雇用主になってまだ数年のヒヨッコも、社員といっしょに少しずつ成長していくしかない。

 

あなたももし、誰かとの関係で不満や不安があるのであれば、一歩踏み出して、伝えてみては?

 

案外、うまくいくかもしれませんよ^^